アトピーコラム黄砂が降り注ぐのは春に多いだけで、それ以外の季節でも年中発生しています。粒の大きさは約0.5マイクロメートル(1万分の5ミリ)で血液の赤血球よりやや小さめでタバコの煙の粒ぐらいと思ってください。黄砂は大気中の様々な粒子を吸着する性質があり、これが大問題なのです。
発生場所に近い中国は、最近の経済発展で車の排ガスが急激に増え、さらに沿岸部での工業化で排煙も物凄く(硫黄酸化物質・窒素酸化物質)それらは上空へ上がっていきます。この有害化学物質は黄砂にも吸着し、日本に降り注ぎます。その為、大気中のヒ素は平均値の20倍以上にもなり、他にもダイオキシンや細菌濃度も増加しているようです。黄砂の時期に雨が重なると水分が中性・アルカリ性にもなり大きな樹木でさえ枯らしてしまう事があります。
では、この有害化学物質を吸着した黄砂が肌に付着するとどうなるでしょう?
特にトラブル肌はこの様なアレルゲンが進入しやすく、症状が悪化したりします。「黄砂の時期は、肌の調子が悪い」と言う人が最近増えてきています。しかし空から降ってくる黄砂を防ぐ方法はありません。
対策の一つとして肌バリアの強化があります。
本格的にアトピーの「痒み」を取り除くには、炎症を抑えていくしか方法はありません。
アトピーの痒みは通常の痒みとは違います。
普通の痒みは掻くことで皮膚が痛みを感じ、痒みが治まってきます。
しかし、アトピーは掻けば掻くほどますます痒くなって、血が出るまでかきむしってしまう事もあります。
この痒みは、炎症を抑えなければ根本的にはなくなりません。炎症が治まれば痒みも治ってきます。
ではどうやって炎症を治めるのか?
アトピーの原因は多々あり(食事・環境・遺伝・皮膚の常在菌・ストレス・体質など)炎症一つ抑える事も容易ではありません。
人の皮膚表面には1cm平方メートルに約100万個程の常在菌がいます。この中には悪玉菌もいれば善玉菌もいます。バランスが取れていれば普段は全く問題はありません。
常在菌の役目は、保湿成分の生産や紫外線によるシミ・そばかすの抑制、他の雑菌や病原菌の定着や進入を抑制するラップの様な働きもしてくれます。皮膚の常在菌が天然皮脂膜を作り、肌を弱酸性に保ってくれてますから肌を正常に保つ為には絶対に必要です。
ところが悪玉菌の黄色ブドウ球菌が増殖しすぎると角質細胞にダメージを与え、敏感肌やアトピーを引き起こす大きな原因となります。(アトピー肌には黄色ブドウ球菌が増殖していることが多いのです)その為、痒みが発生し掻く事で痒みの症状がますます悪化してしまいます。